「カゲロウ イナズマ 水の月」
水にうまれた者は水の月と遊び、地にうまれた者は天の月を仰ぐ。
水にうまれたカゲロウは、いずれ天の月を知る。空を舞うカゲロウはカブトと出会い。
地にうまれたカブトは、やがて天の道を知る。道を往くカブトはカゲロウと別れ。
いまとなってはカゲロウの手も、水の月には届かない。明日は雨かもしれない。
石の森ではポプラがつぶやく「ゴーリキショーライ、チョーリキショーライ、明日は雨かもしれない」


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