父のパンチ

父がまた入院しまして、そろそろ2週間くらい経ちます。
またまた発作でして、救急車に来てもらいましたときには父の発作はおさまっていて、でも病院に搬送してくれるとのことで、「娘さんは救命グッズ持ってついてきて」ということで外に出ましたらすぐに「娘さーん」と呼ばれて部屋に戻ったらまた発作で、父の右手はグーで、救急車の人の顔面にヒットしていて、すごく強い力で腕がグンッ!ってなってるので簡単には曲げたりおろしたりできずで、当然その人は「イタタタタタ」ということなのに、わたしは「ガーン」とか「あわわあわわ」とか声に出して言っていて自分自身が情けなくなった。
救急車の人からの質問にこたえるときとか、ぜんぜんおもしろくないのにデヘデヘ笑ってしまって、なんかの気持ちと畏怖いふとがないまぜになってる状態かもしれず、本当にうれしく思ったりするときは無表情になるみたいに、まじでビビってるときには笑ってまうのかもしれないなって、なんでしょうか、畏怖いふをおぼえました。*1
上記以外にもとんちきを重ねましたが、救急車の人々に注意していただきまして、思い返すと「そらそうやな」と思うことばかりでして、お手数かけたことを本当に申し訳なく思います。

110番と119番と118番の迷惑な通報の話とか、テレビで見ていましたところ、愚か者をあざけるばかりで、賢者の通報はわからないままでした。わたしは救急の人々に、ひとつひとつ間違えをただしてもらうしかないのかもしれない。
テレビでは、子に対する虐待の話題の前後に全国の伊達直人さんとかの話もしていて、伊達直人さんとかが贈り物をした先のひとつである児童福祉施設には、虐待があってそこに来たという子供もいるとかで、それとそれは繋がった話のようなのですが、たまたま虐待死した子供と、たまたま死なずにランドセルをもらった子供の差はなんなのかはわからないままでした。
親の人は、見かねた第三者が通報するまで死なせないように虐待していて「誰か早く見かねてくれないかなー」と思っているのかもしれない。思っていないかもしれない。知らない。