父の過去

去年の10月、加害者になりたくないと思うのは被害妄想なのだと思った。
加害者になるのがいやだから、勉強してるし努力してる、それに小さな失敗でもすごく後悔してた、でも加害者になってしまうかもしれない。もし加害者になってしまったとしても、わたしは勉強もしてたし努力もしてた、かわいそうな加害者だしがんばってた加害者なのに、ほかの加害者と同じように扱われるなんてひどい!といった感じです。


父は40歳くらいのとき頭にケガして手術して、なぜかわかりませんが前頭葉がないらしく、これまたなぜかわかりませんが側頭葉てんかんの発作があります。当時の書類のようなものは「健康保険継続療養証明書」しかなく、それに書いてある傷病名は「脳挫傷、頭蓋内血腫、頭蓋骨々折」、入院年月日は「昭和58年4月24日」。記憶では日曜日だった。
手術後数年間は、半年に1回とかのペースで大発作をおこしていましたけど、長い間、まったく発作はおきていなかった。65歳を過ぎて高熱が出ると発作がおきるようになった。外傷性か熱性か医師の人にたずねすまと「どうやろうね」とのことですけど、病院の書類上では熱性けいれんとなっています。近頃はたいそう良い薬があり、きちんと服用すれば発作はおきないらしいが、高齢とかいろいろのことで、父には調整がむずかしいらしく、今のところうまくいっていません。


クレーンを運転していた人が事故を起こしたニュースが気になって、事故をおこした人はいわゆる「てんかんもち」の人だけど薬をのんでなかったのではないかということで、この事故のニュースを見たり、この事故をとりあげているブログを読みながら、「父がこれまで加害者にならなくて良かった」と思っているんだと思う。わたしは。死んだ人のことや、その関係者のことなんかいっこも考えてない。これからなにがどうなるかわからんのに。

父のケガの理由を、長い間交通事故だと思っていたのですが、実際は少年による暴行だったらしく、傷害事件でしたということを10年くらい前に知った。天罰とかが本当にあったらいいのにと思う。父は17歳か18歳のとき傷害事件を起こしているらしいので、その天罰だったらいいのにと思う。

被害妄想も、被害だと思ったり。(ちょっと興奮してきたので、あとで、もうちょっときちんと書きます。書かないかもしれません。)


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