高齢者のはなしはくだらないしつまらない

「くだる」のうちけし「くだらない」「つまる」のうちけし「つまらない」。どちらもなんだか意味よくわからない。「わかる」のうちけし「わからない」←わかる!

近隣で認知症の診断をうけたという人がまたひとりふえた。その人の近隣住民がそのことに気がついたときにはすでに診断をうけていた。同居の家族がいる人だった。

近隣でくらす人々が。このあたりでくらす人々のことです。そんなひとりの異変に気がつくのは決まって。ごみ(資源)の排出のリズムについてで、自治体(か、自治体が指名とかしたどなたか)が収集するルールに調子を合わせられなくなっているのではないかと疑問をもつことからです。これまでどなたもそうだったのですけど、なん曜日か関係なく「生ゴミ大阪市の「燃やすごみ」、堺市の「生活ごみ」、東大阪市の「家庭ごみ」、豊中市の「可燃ごみ」、枚方市の「一般ごみ」、吹田市の「燃焼ごみ」に相当するであろうごみ)」を排出する姿をみるようになる。

1週間に7曜日あるとして。7曜日のうち4曜日か5曜日が、ごみ(資源)の収集日です。そのうちの1曜日についてはその月の1・3週目と2・4週目は収集できるものがちがっていて、5週目はなにも収集しません。いや、1・3だけ収集で2・4と5が収集なしだったかも。いやちがう。火曜日がペットでそのとき大ゴミ出してはるおたくあったから、火曜はきほん資源やけど1・3が粗大で、水曜の1・3が古紙やから、火と水の2・4は収集なしで、ちがうちがう前はそうで4月に新しくなったかなるかでちょっとわからないですけど、7曜日のうちの2曜日だけが「生ゴミ」を排出してよいルールです。

毎朝と言ってもかまわないほどの「生ゴミ」の袋をもって出てくる。それはとても大きい。ほうき持って掃除しながら車道に出たり、よそさまの家の植木を無断で手入れしたり、自宅からずっとずっとはなれた場所でちりとりだけ持って保護されたり。

「きょうはゴミの日ちゃうよ」って言ったり、言ってる人みたりして、同居の人がいらっしゃる場合はしばらくしたら「実は」ってはなしをきいて。「おとなりさん」「おむかいさん」から、ながい時間にわたり水・電気・ガスなどが使用しつづけられていたことがあったはなしをきく。

みんな歳とって、できないこと増えたみたいになって、つまんないなあと思う。わたしが生きてるうちに死ぬつもりじゃないかと思う。くだらないと思って。よく知ってるおばちゃんとかおっちゃんとかゴミまともに出せなくなって、わたしちっさいときめっちゃこわかったり玉止めおしえてくれたりしたのに、ちがうでーあしたやでーって言ったら悲しい顔になったりおこりだしたりして、まったくなにもよくない。どうでもよいはなしだけどなんにもよくなく、イヤにしかならない。まったくもってくだらないしつまらない。高齢者のはなし。